無担保ローンとはただ担保が必要ないローンという意味だけじゃありません!

無担保ローンとは、主に消費者金融に代表されるノンバンクや銀行のカードローンのことを主に指します。他には、クレジットカードのキャッシング機能も無担保ローンに当てはまるのですが、逆に、クレカの主な利用目的である「ショッピング利用」においてはローンという概念ではないので、当てはまりません。

無担保ローンの主な特徴としては、やはりお金を借りる際に担保が必要ないというのは非常に大きなメリットです。大体、お金を借りたいという方の多くは、担保にできるようなものを持っている方は少ないので、無担保というのは非常に魅力的ですよね。

ただこれは誰でも知っていることでしょうが、では逆に担保が必要なローンといえば何があるかお分かりでしょうか?

有担保ローンと無担保ローンの違い

有担保ローンとしてよく挙げられるのが・・・

  1. 住宅ローン
  2. 自動車のディーラーローン(ローン完済まで車が担保になる)
  3. 銀行からの事業資金借入
  4. ろうきん(一部担保必要)
  5. 不動産担保ローン

などがあります。

有名なところでいえば、例えば殆どの方が住宅を購入する際に利用する「住宅ローン」なんかは、借入の際、家や土地が担保になりますので、無担保ローンにはならないんですね。

では、こちらも多くの方が利用するであろう自動車のローンではどうでしょうか。

これは少々複雑になっていて、簡単にいうと、銀行などの自動車ローン(マイカーローン)と車のディーラーローンでは融資の方法が違います。

ディーラーのローンは購入する車自体に担保をつけるので、無担保ローン(総量規制)には当てはまりません(くわしくはコチラで解説しています)。

その他にも銀行のフリーローンは基本的に無担保ローンがほとんどですが、中には担保が必要な「有担保型」も用意している銀行もあり、担保がある分、借り入れできる可能性が高くなり、また融資額も無担保ローンより多めに出資される(中には1億円までのものも!)のが特徴です。

しかし基本的にお金が無い人の場合、そもそも担保になるような資産を持っていませんし、現に、消費者金融や銀行のカードローンで担保が必要になるケースは、個人融資に限っていえば、まずありませんので、殆どの人が無担保ローンを選ぶことになるわけです。

そういった背景から、意外と多くの方が無担保ローンを利用しているという事実があります。

その無担保ローンの中にも

  1. クレジットカード会社(いわゆる信販系)のキャッシングサービス
  2. 消費者金融
  3. 銀行ローン(カードローンや教育ローンなど)

と大きく3つのパターンに別れます。

また、気になる審査の方ですが、無担保ローンは文字通り「担保が必要ない」という意味のローンですので、その分、審査は慎重に行われます。

ただ、審査といっても必要以上に心配することはありません。

各金融業者にもよりますが、パートやアルバイトでも安定した収入があれば、十分お金を借りることは可能です。

また無担保ローンの中には(専業)主婦でも借入できる業者もありますので、急なお金の出費がある主婦の方にも心強い味方となってくれることでしょう!

では次に、もう少し具体的にこの3つの無担保ローンを解説していきます。

クレジットカード会社が運営するキャッシングサービスは・・・

クレジットカード会社も少ないですが、キャッシングサービスを展開しているところがあります。

いわゆる「信販系」と呼ばれるものですが、個人的にはこれといった特徴がないというのが印象にあります。

もちろん、信販系の無担保ローンにも即日融資などのメリットがあるところもありますが、だったら別にわざわざクレジットカード会社が運営するキャッシングサービスを利用するまでもありません。

また、商品スペックもハッキリいって消費者金融の2番煎じといった感じで、これといったメリットは見当たりません。

むしろ最近では大手消費者金融の方が金利も低く、最大限度額も上がっていますので、スペックでも信販系無担保ローンは惨敗です。。

さらに管理人が信販系を推奨しない一番の理由は

消費者金融と同じく《総量規制の対象》になっているからです!

だったら商品スペックも劣っていて、消費者金融より即日融資の条件が厳しい、信販系無担保ローンでわざわざキャッシングする必要なんてありませんよね?

ですので、当サイトでは信販系での無担保借入は「非推奨」とさせていただきます。

融資スピードなら文句なしにNo.1!の消費者金融

スグ現金を借りれた財布

3つの無担保ローンの中で一番利用者が多いのが「消費者金融」です。

消費者金融は大中小様々の金融会社が運営していますが、やはり一番利用者が多く、また使いやすいと評判が高いのは、アコムやSMBCモビットなどに代表される【大手消費者金融】です。

ちなみに、中堅どころの消費者金融を挙げるとすれば

  • ノーローン
  • フクホー
  • ライフティ

などがあり、さらにもっとマイナーな消費者金融会社になると、怪しいスポーツ紙に載ってるような、一般的にはほぼ無名のところになります。

まあ、まだスポーツ紙に掲載されているだけマシな方かもしれません(^_^;)

とにかく、中堅どころならまだしも、全国的にも知名度がなく、一般人には全く馴染みのない名前の消費者金融で借入することだけは避けたほうがいいです。

そういったところで万が一、返済トラブルにでもなったら、後々面倒なことにもなりかねませんから。。

ですので、消費者金融で無担保借入を検討している方は、基本、大手の消費者金融で借りれすることが大前提だと認識しておいてください。

ではなぜ大手の方がいいのか、有名だし安心できるのは誰でもわかると思いますが、その他にも・・

  1. 金利や限度額など、中小と比べてもダントツに好条件の商品スペック!
  2. 全国から借入OK!さらに借入&返済も提携コンビニATMで可能など、利便性がいい!
  3. 融資までのスピードが早い!業者の中には最短1時間で融資も可能!

など、ザッと挙げただけでこれだけのメリットが大手消費者金融には存在します。

また、大手消費者金融は昔から営業している、いわば「金貸しのプロ」ですので、審査ノウハウも銀行カードローンや信販系キャッシングと比べても断然優れています。

ただ唯一のデメリットとして、消費者金融は貸金業法上で運営されているので、いわゆる『総量規制』の対象となります。

総量規制の対象だと、自分の年収の3分の1以上の借金はできませんので、既に他社から借入をしていたり、複数社の借金を消費者金融で一本化しようと思われている方は、その辺を注意してください。

逆に、借入希望金額が総量規制内の金額に収まるのであれば、3つの無担保ローンのうち、消費者金融を選ぶ方がいいかもしれません。

消費者金融の場合、なんといっても融資までのスピードが早いですし、業者の中には期間限定で『無利息融資』を実施しているところもありますので、そういったところを上手く利用すれば「利息0円!」でお金を借りることだって可能なのです。

ある程度まとまった金額や借金の借り換えや一本化を希望なら銀行カードローンが狙い目!

最後の無担保ローンとして挙げるのが「銀行のローン」です。

銀行のローンは大きく分けて、カードローンとその他(例:教育ローンやメディカルローンなど)に分けられます。

教育ローンなどは、いわゆる『目的別ローン』と呼ばれており、これは銀行によって有担保や無担保に分かれているところも多いです。

無担保借入の場合、基本的にはカードローンとの違いは殆どなく、ただ借入用途が定められているだけ、という銀行も多いです。

若干、目的別ローンの方が用途が決まっている分、金利が低く借入できることもあります。

ですので、ここでは多くの人が利用するであろう、銀行カードローンの方にスポット当てて解説していきたいと思います。

銀行カードローンは、貸金業法が改正される前にも存在はしていましたが、現在のような、どの銀行でも取り扱うようになってきたのは、やはり2010年の『貸金業法改正』が大きなきっかけだったと思います。

ではなぜ貸金業法の改正が、銀行カードローンの増大を促進したのか。

それは【総量規制】が大いに関係しているのです。

貸金業法改正によって、今まで消費者金融で借入可能だった人が借りれなくなったのです。。

総量規制が導入され・・

  1. 年収の3分の1以上の借入ができなくなった
  2. 専業主婦が夫の承諾なく勝手に借入することができなくなった

という、今までは消費者金融のいわば「お得意さん」だった対象者が借り入れできなくなり

 

  1. 既に他社から借入している債務者
  2. まとまった金額を借りたい人(自分の年収の3分の1以上)
  3. 専業主婦

は、お金を借りる場所がなくなってしまったのです(T_T)

しかし!この貸金業法改正が適用されるのは、あくまで貸金業法上で運営をしている『消費者金融』です。

実はココに銀行は「法の抜け道」を見出したのです。

そう、銀行は貸金業法ではなく「銀行法」の基に運営しているので【総量規制の対象外】になるのです!!

実はこれが銀行カードローン最大のメリットなのです。

要は銀行カードローンでお金を借りることによって、先程挙げた「消費者金融ではお金を借りれない人たち」が借入可能になるわけです。

もちろんその他にも、消費者金融と比べて

  1. 金利が低く限度額が高い!
  2. 銀行が運営しているので、大手消費者金融よりさらに信頼度が高い!
  3. 借入金額50万円以上でも収入証明書の提出が基本的に不要《多くの銀行は200~300万円超まで不要》
    (※消費者金融の場合、50万円を超えると必要)

など、『総量規制の対象外』である銀行カードローンで借入するメリットはとても大きいものがあります。

ただ唯一の欠点といえるのが、融資までの時間です。

やはり早さを売りにしている消費者金融と比べると、最短即日融資が可能な銀行カードローンは少ないです。

ただ最近では銀行カードローンでも、最短即日融資や自分の銀行口座に振り込んでもらえる「即日振込」が可能なところも徐々に増えてきています。

さらに、銀行カードローンならではの高スペックの商品内容や総量規制の対象外からくる様々なメリットは、それを補って余りあるものになっています。

消費者金融と銀行カードローン、どちらを選ぶかはアナタ次第です。

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